Ginzadori Clinic

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内科・呼吸器内科・呼吸器外科
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診療時間
午前診 09:00〜12:30
(診療受付:8:45〜12:00)
午後診 14:30〜18:30
(診療受付:14:15〜18:00)

…土曜日(午前診)は隔週で診療(※診療カレンダーでご確認下さい)

呼吸器内科

呼吸器内科は、主に気管支、肺など呼吸器系を中心に診療する科です。
身近な病気としては、気管支炎・肺炎・結核などの感染症、気管支喘息慢性閉塞性肺疾患(COPD)間質性肺炎などの呼吸苦を伴う疾患、肺がんなどの診断、治療を行います。

・長引く咳
咳の原因の多くは風邪や気管支炎などの急性の感染症で、通常は2週間以内におさまります。しかし、2週間以上続く場合は、症状が軽くても、結核、喘息、肺がんなどの可能性があり注意が必要です。
・咳・痰
気管支炎・肺炎などの感染症のほか、長引く場合は慢性閉塞性肺疾患(COPD)など
・血痰
結核・気管支拡張症・肺がん・肺分画症など
・息切れ、呼吸困難
喘息、COPD、間質性肺炎、肺塞栓症など

これら全ての症状は、新型コロナ感染症の症状でもあります。
発熱、咳、嗅覚障害といった代表的な症状以外にも、無症状から呼吸困難に至る場合もあります。気になる症状があれば早めに相談してください。

主な疾患

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一時的に空気の通り道である気管支が狭くなり、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」と呼吸が苦しくなる状態(いわゆる発作)を繰り返す病気です。夜間や早朝、季節の変わり目に咳などの症状が悪化することが多いのが特徴です。気管支喘息の患者さんの気管支には慢性的な炎症が起こっていることが分かっており、治療には気管支拡張する薬と炎症を抑えるステロイド剤の吸入を行います。喘息の体質そのものは変えることはできないため、治療の目標は日常生活に支障がないように症状をコントロールすることです。以前は発作で入院される方も多かったですが、最近は次々と使い易い吸入薬が開発され通院でのコントロールがしやすくなりました。

喫煙が原因で気管支に慢性的な炎症、狭窄が起こり肺が壊れていく疾患で、日本の男性の死因の第8位(2019年)です。喘息との違いは、喘息の気管支狭窄は一過性なのに対して、COPDの狭窄は不可逆性であるところです。進行を防ぐには禁煙が必要です。禁煙した上で、気管支拡張薬の吸入を行うことで症状を緩和することができます。

喘息とCOPD両方の症状の特徴を持つ病態で、両方で用いられる気管支拡張薬やステロイド剤の吸入薬を組み合わせて治療を行います。

細菌やウイルスなどの感染症以外の原因で肺の組織に炎症が起こり呼吸困難を引き起こす病気です。薬剤性、膠原病関連、原因不明の 特発性肺線維症など多様な病態を含んでいます。特発性肺線維症はゆっくりと進行し長い年月をかけて呼吸困難に至る治療困難な疾患ですが、近年は進行を抑える抗線維化薬が開発されています。

COPDと肺線維症の両方を併せ持つ病態で、肺が弾力を失って古いゴムのように伸びて過膨張するCOPDと肺が硬くなって縮む肺線維症の特徴が打ち消しあって呼吸器機能検査では異常が現れにくいこともあります。肺がんの合併も多く、禁煙、COPDに対する治療を基本に進行する場合は抗線維化薬を使用します。

COPDや間質性肺炎が進行し、息切れが強くなった場合は、在宅酸素療法を行います。呼吸が足りなくなり二酸化酸素が体内に貯まるタイプの慢性呼吸不全の場合は、夜間など必要時にマスクによる補助的な人工呼吸を行う在宅人工呼吸管理を行う場合もあります。

肺炎で最も多いのは高齢者の誤嚥性肺炎で、最も多い死因の一つです。食事中に明らかな誤嚥がなくても、寝ている間に唾液が肺に流れ込むことでも起こります。就寝前に口腔内を清潔にすることが予防に効果的です。重症化しやすい肺炎の原因としては肺炎球菌があり、65才以上ではワクチン接種が推奨されています。若い人でもかかる肺炎ではマイコプラズマ肺炎があります。以前はオリンピックイヤーに流行してましたが、最近は周期性がみられなくなっています。

気胸は突然、肺に穴が開いてしまい、そこから肺の外側の胸腔(きょうくう)内に空気が漏れ、肺がしぼむ病気で、胸痛と呼吸困難で発症します。好発年齢は高校生などの若年者と高齢者に分かれており、若年者では痩せ型で背の高い人、高齢者では喫煙歴のあるCOPD患者に多いのが特徴です。治療は、軽症なら安静、ある程度以上肺がしぼんでいる場合は胸腔内にチューブを留置して吸引する必要があります。再発を繰り返す場合などは手術を行います。

戦後間もない頃までは日本人の死亡原因の1位でしたが、治療薬が開発されたことで急速に感染者が減りました。それでもまだ年間で2万人近くの発病者が見られ、多くの先進国が低蔓延国となっている中で日本は中蔓延国の状態が続いています。初期症状が軽いため受診が遅れ、その間に家族や周囲に感染を広げてしまいます。2週間以上続く咳、微熱、寝汗などのある時は早めに受診してください。

非結核性抗酸菌とは、結核菌とライ菌以外の100種類以上の抗酸菌の総称で、それらによって起こる感染症を非結核性抗酸菌症と呼んでいます。そのうち7〜8割ぐらいはマック(MAC)と呼ばれる菌で占められています。
結核との違いは、人から人には感染せず、環境中に広く存在する菌を吸入することで感染します。そのため結核のような隔離は不要です。検査はPCR法により結核と鑑別します。結核と比べて進行が遅い場合が多く、診断後5〜10年以上無症状の場合もあり、薬剤治療の効果が低いため無治療で経過観察することも多いです。

日本人の癌による死因の第1位ですが、治療の進歩が目覚ましく、進行がんでも長くコントロールできる場合が増えてきています。肺がんは主に4つのタイプに分けられます。


扁平上皮癌(図1)
喫煙と最も関連があり、気管支から発生するため咳や血痰など自覚症状で発見されることも多いです。
早期診断、手術による根治が治療の目標です。

腺癌(図2)
喫煙との関連が比較的低く、肺に発生するため無症状で検診で発見されることが多いです。
扁平上皮がんを同様、早期診断、手術が基本ですが、進行していても有効な治療薬が次々と開発されています。

大細胞癌
扁平上皮癌、腺癌と比較して悪性度が高いタイプです。治療は非小細胞肺がんとして、扁平上皮がん、腺癌と同じですが、早期発見がより重要です。

小細胞癌
他の肺癌とは性質が大きく異なり、進行が速く、早い段階から転移しやすいため、検診で早期発見されることがほとんどありません。手術できることは稀ですが、抗がん剤や放射線治療の効果が高く、さまざまな方法を組み合わせて治療(集学的治療)を行います。

CTの普及によって小さなすりガラス陰影の癌が発見されるようになりました。生命に関わらないおとなしいものが多く、1.5センチ以下のものは経過観察を行うことが多いです。

肺がんの治療

治療の中心は手術、放射線治療、薬物治療で、がんのタイプや進行度によって治療が選択されます。

T期

腫瘍の大きさが3センチ以下で転移のないものは手術により根治が期待できます。癌の状態、患者の状態によって、経過観察や放射線治療も選択されます。腫瘍にだけ集中的に放射線を当てる定位放射線治療は手術に匹敵する効果も期待できるようになってきています。

U期

腫瘍が3センチ以上であったり、腫瘍に近いリンパ節への転移がある場合で、手術が基本です。術前や術後に抗がん剤治療を組み合わせることもあります。

V期

手術が可能な場合もありますが、放射線治療や抗がん剤治療と組み合わせて行うことが多いです。

W期

胸水が貯留していたり、他臓器への遠隔転移のある進行した状態で、一般的には手術は行わず、抗がん剤による病状のコントロールが治療の中心です。現在は腫瘍を分析することで一人一人に合った最も有効な薬剤を選択することができ、副作用の少ない薬剤も次々と開発されています。

抗がん剤治療と言うと辛くて苦しいというイメージがありますが、治療の目標は癌の症状が出ないようにコントロールしてできるだけ長くこれまで通りの生活が送れるようにすることです。がんになったら苦しまずに早く死にたいと言う方や、抗がん剤ではなく代替療法を受けたいと言う方がいますが、最も苦しくなく、これまでに近い生活が長く送れるのは適切は標準療法を受けることです。ぜひ治療を受けてください。

新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス感染症の病原性は、主に①肺炎による呼吸機能の障害、②血管の炎症、血栓症による肺を含む全身の血流障害、③免疫の暴走が関与する重症呼吸不全などが考えられています。これらを抑える決め手となる治療がないため、感染予防が最も重要となります。

感染経路

当初はインフルエンザを同様、接触感染、飛沫感染がメインと考えられていましたが、現在は、マイクロ飛沫やエアロゾルを呼ばれるさらに小さな微粒子による空気感染の要素がインフルエンザより強いと考えられており、寧ろ空気感染の方がメインだという報告も出てきています。肺炎なのに喉や気管支の症状が軽く突然重症化する人がいるのも空気感染によりウイルスが直接肺に到達するためと考えられます。飛沫感染や空気感染を防ぐために有効なのが三密を避けることや全員がマスクを着用すること(ユニバーサルマスキング)です。

検 査

今感染していることを診断するための検査でよく行われているのは、抗原迅速検査とPCR検査です。新型コロナの感染力は発症日前後が最も高く、発症前にも強い感染力がある一方で、10日目にはほとんど感染力がなくなることがわかってきています(変異ウイルスではもう少し長く感染力が続くかもしれないといわれています)。PCR検査は微量のウイルスを検出できるため、感染初期の無症状の感染者もある程度みつけることができ、無症状のうちから感染を広げる新型コロナの検査として非常に有用です。但し、性能が良すぎて10日目以降の感染力のない回復期の陽性も見つけてしまい、不必要な隔離を増やしてしまうことが欠点です。抗原迅速検査は特別な装置が不要で簡便にすぐに結果がでますが、ウイルス量の少ない初期の診断能力がPCRより落ちます。私見ですが、抗原迅速検査の簡便さを生かすには高齢者施設などで一人でも患者が発生したときに3日おきくらいの高頻度で全員の抗原迅速検査を行うことでクラスターを最小限に抑えることができるのではないかと考えています。
無症状でも感染が広がってしまう新型コロナは、リスクの高いところでは積極的に検査して1日でも早く感染者を見つけることが重要です。

感染後の経過

初期は無症状や風邪症状など軽い症状で感染が進行しますが、自然に免疫が成立し、8割は1週間程度で自然治癒します。しかし、一部は免疫の暴走や呼吸不全、血栓症により重症化し、人工呼吸管理に至ります。ワクチンには免疫の獲得を早めて重症化を防ぐ効果が期待できます。

治 療

治療は初期と中期以降で目的が変わります。
初期に必要なのは免疫が働き始めるまでの期間のウイルス増殖を薬剤で防ぐことです。インフルエンザの治療と同様、抗ウイルス薬はできるだけ早く開始したほうが効果が期待できますが、軽症で使用できる薬剤は今のところありません。アスピリンという血液をサラサラにして血管のつまりを防ぐ薬剤が人工呼吸管理を減らしたという報告もあります。
免疫が成立した中期以降に増悪傾向が明らかになった場合、抗ウイルス薬の使用が行われていますが、タイミング的には手遅れで効果も実証されていません。
ウイルスを抑える薬よりも、炎症や免疫を抑えるステロイド剤(デキサメサゾン)でこの時期の重症化を防ぐ効果が証明されています。
重症化してしまった場合は、人工呼吸管理を行いながら回復を待つことになります。
このように、感染後にできることは限られているため、国民全員が各自の身を守るための感染予防と自分が無症状で周囲に感染を拡大させないための行動、迅速な検査がとても需要です。

変異ウイルスについて

日本でも変異ウイルスが猛威をふるっています。これまでイギリス型、南アフリカ型、ブラジル型などが見つかっており、変異の起こる部位によって感染力が高くなる変異(N501Y)やこれまでの獲得された免疫をすり抜ける変異(E484K)などがあるようです。イギリス型は感染力が強くなる変異、ブラジル型は両方の変異を併せ持っているようです。日本ではイギリス型が多いとされていましたが、最近は日本独自の免疫をすり抜ける変異だけを持つウイルスが増えているようです。今後どのような性質のウイルスが広がるかわからないためとにかく感染予防が重要です。

発熱専用外来について

現在問題になっている新型コロナ感染症だけに留まらず、インフルエンザや今後新たな感染症の流行に備えて、当院では、通常の待合、診察室とは別に発熱専用外来を設けています。入り口も分けて、診察室には充分な換気装置を備えることで安全に受診していただけるように配慮しています。

禁煙外来

タバコがやめたくてもやめられないのは意思が弱いからではありません。ニコチンが非常に中毒性の強い薬物だからです。禁煙外来では禁煙補助薬を用いながら、3ヶ月間に5回受診していただくプログラムで禁煙を成功までお手伝いいたします。プログラム終了時の禁煙達成率は70〜80%程度です。

セカンドオピニオンについて

当院ではセカンドオピニオンを行っています。まずはお電話でご連絡下さい。

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当院へのアクセス

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